難しい病気やけがの治療のための最新医療の技術は、大学病院や研究機関などで日々研究・開発が進んでいます。
この技術の中で患者さんの費用の負担を軽くするために、今後保険診療への導入が検討されているものを「先進医療」といいます。

通常、保険診療と自由診療（健康保険や国民健康保険などの公的な医療保険が使えず、全額自己負担となる診療）を一緒に受ける場合は、保険診療にかかる費用も全額自己負担となります。ただし、先進医療を受ける場合は、先進医療にかかる費用は全額自己負担とされていますが、先進医療にかかる費用以外の、通常の治療と共通する部分（診察・検査・投薬・入院料等）にかかる費用は、保険診療となり保険給付の対象となります。

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＊先進医療の実施医療機関について
「先進医療の実施医療機関」として認められているのは、安全性を重視するために一定の要件を満たしていると厚生労働省に認定された医療機関のみで、それ以外の医療機関で治療した場合は、「先進医療」とは認められません。