構築プロセス、データベースの構成

医療・介護データベースWDB(当社が独自開発する医療機関(病院・診療所・歯科診療所)、薬局、健診施設、介護サービス事業所、介護施設およびその関連情報のデータ/リスト)は、常に増殖・変化する情報をとらえる情報収集能力、医療・介護分野の専門的知識に基づく情報の読解力、および高度なデータ処理技術力によって支えられた、国内最大級の医療データ/リストであり、信頼性の高い情報基盤としてご活用いただいています。

情報ソース

公的公表データを中心とした 膨大な医療関連情報を定期的に収集格納します。

公表・公示データ群/リレーション・情報補完データ群/独自調査データ群

情報加工、提供データ作成

当社の情報ポリシーに基づき、
実用性高い医療情報に加工します。

データ標準化、正規化に基づく情報編纂/マッチング・体系化をしWDBマスタデータ群(51万施設紐づき)を作成。常時メンテナンスを行い提供データ抽出・作成、データ複合・パッケージを行う

医療・介護データベース構築プロセスの概要、特徴

データの取得

公表・公示データをはじめとして、多彩な情報源、情報収集経路を用いて、ファイル数換算で月度4,000個にのぼる膨大な情報を随時取得しています。このことにより、広範な情報を網羅する、日本最大級のデータベース構築を実現しています。

1.公表・公示データ群

厚労省、自治体、関連学会、医師会、関連業界団体等が公表・公示する、医療・介護の施設・事業所の基礎的な属性情報から、医療・介護サービスの能力・実績を示す専門性の高い情報にわたる様々な情報を取得し、データ化しています。

2.リレーション・情報補完データ群

自治体情報、地理・交通系情報、法人情報等、医療・介護の施設・事業所の属性情報を補完するための、様々な情報を取得し、データ化しています。

3.独自調査データ群

医療・介護の施設・事業所(本人)の情報更新依頼、当該施設・事業所に対する直接・間接調査、当社のデータ提供先(コールセンター、公開メディア等)の情報更新依頼等、独自の情報収集経路からより新しい情報を取得し、データ化しています。

データの標準化、正規化

取得したデータは、情報源やそ公表・公示情報意図、形式、表記ルールがそれぞれに異なり、また情報の誤り、不整合、欠落も多く存在します。これらの取得データを、当社の編集ポリシーに基づき、実用的なデータに改編しています。

  • ● データメンテナンス専門のオペレータによる属人的な柔軟な情報改編
  • ● 情報源の特性に応じた機械的・人為的なデータ付与・補正・編集プロセス
  • ● 取得の欠落に応じた、追加調査(調査、検証)
  • ● 個々情報の定義の解釈、独自の表現統制・補正
 

<データ付与・補正・編集・調査例>

  • ・ 施設実在の確認・検証
  • ・ 住所表記の手動補正
  • ・ 法人格、法人名の手動補正
  • ・ 電話番号の調査・検証、手動補正
  • ・ 環境依存文字の置換
  • ・ 座標値(ジオコーデョングデータ)付与、調査・検証・補正
  • ・ 診療科目の調査・検証、手動補正
  • ・ 対応診療内容の表記補正(マスタ化)
  • ・ 名称フリガナの付与、調査・検証
  • ・ 診療時間関連情報の編集(独自編集ルール)
  • ・ 休日夜間診療所(医療機関区分)の特定 等
 

マッチング・体系化(マスターデータベースの作成)

医療・介護の施設・事業所を対する独自の管理コード(Wellness-no)を発行し、情報源やフォーマットの異なる広範な情報を横断的に紐づけ(リレーション)、約400個で構成されるマスターデータベースが作成されます。このことで、データベースのより高い汎用性、拡張性を実現しています。

メンテナンス

情報源の特性、情報源の更新頻度、想定されるデータ利用目的に応じ、随時(即時)、月次、四半期ごと、年次等の情報毎の適切なスパンで、データの取得~正規化~体系化のプロセスを実行しています。このことにより、鮮度が高くかつリーズナブルなデータの提供を可能にしています。

提供データ抽出・作成

データに関する専門知識、過去知見に基づき、データ利用者の利用目的・シーンに応じたデータベース構成、情報項目を提案し、構築します。また、必要に応じ、情報の追加調査や、データの複合、変換、コード化、フラグ化等のデータのカスタマイズを行い、より実用性の高いデータに仕立てて提供いたします。 また、長期間の運用実績により、過去にさかのぼってデータを抽出することも可能で、調査・分析、定点観測にも利用されています。

<継続的な提供に関して>

継続的な「更新データ」の提供は、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、6か月、12ヶ月のいずれかのスパンで行います。更新データは、差分(直前提供データからの変動分)データの提供や、更新状況(新規の発生、情報変更あり、削除、また、医療機関の場合の管理コードの引継ぎ状況)のご提供もしています。

医療・介護領域施設基本データベース

WDBの基本DBは4種類。用途に応じて様々なデータ構成の抽出が可能です。
標準マスタは医療・介護の基礎情報として必要十分かつ網羅率の高い情報項目で構成されます。
標準マスタに加え、様々なオプションデータ(施設属性情報)を準備しています。詳細はご相談ください。

  • 医療データベース(病院、診療所、歯科診療所)

    病院・診療所・歯科 標準マスター

    病院・診療所・歯科 オプションデータ

  • 介護データベース(介護サービス事業所、介護施設)

    介護 標準マスター

    介護 オプションデータ

  • 薬局データベース

    薬局 標準マスター

    薬局 オプションデータ

  • 動物病院データベース

    動物病院 標準マスター

    動物病院 オプションデータ

施設・事業所の特性・能力を示す高度な専門領域データはこちらをご覧ください。

各データベース標準マスターの登録件数はこちらでご確認いただけます。

テーマ別/情報補完データベース(例)

治療実績、専門性、設備、職種別人員、運営法人情報など、様々な情報ソースをもとにより深い情報を保有し、利用目的に応じたデータベースの構築を行っています。

その他、ニーズと情報価値に応じた調査・データ複合

お問い合わせ

医療・介護データベースについて、お気軽にご相談ください。

アライアンスパートナー募集

実績ある当社医療・介護データベース/その他派生サービスの取り扱い、共同データ開発・分析、共同コンテンツ・メディア開発その他様々な局面で協力いただけるアライアンスパートナーを募集しています。